ノミダニ予防

ノミダニ予防

ノミ・マダニの予防について

①ノミ・マダニの予防はしていますか?

お散歩で外に出るワンちゃんやネコさんが、ノミ・マダニの予防をせずに家の中に持ち込んでしまうケースが増えています。ノミ・マダニが悪さをするのは動物に対する吸血だけではありません。

家に入り込んだノミは毎日のように産卵し繁殖してしまいます。ノミが寄生しているワンちゃんやネコさんはノミの卵をふりまきながら家中を歩き回ります。

一度家に入り込んだノミを駆除するのは困難であり、特に絨毯や畳など洗濯・乾燥のできない部分に入りこんでしまうと、ノミバルサンのような煙の駆除剤を繰り返し使用する必要が出てきてしまいます。

またマダニにより媒介されるSFTS(重症熱性血小板減少症候群)という病気がマダニから人へ感染するだけではなく、マダニに刺されSFTSになってしまったワンちゃんネコさんから人間にも伝染してしまう事例が近年問題になっています。(SFTSは50歳以降の方から死亡例が認められ、60~80代で最も多く発症・死亡が認められています。)

病原体の伝播時間は吸血開始から早いと考えられているので、マダニがついたらすぐにおとしていただくことが重要です。

 

②ノミ・マダニの予防期間

外のノミは暖かい季節になってくると活発に発生・繁殖し始めますが、外に

比べて暖かい家の中に入り込んだノミは1年を通して活発に生息してしまいます。ワンちゃんネコさんに1匹でもノミ成虫の寄生が見つかった場合は、部屋中にすでに大量のノミ卵・幼虫・サナギがいる可能性があります。ノミ対策には定期的な駆虫薬の投与が効果的です。

また暖かい時期の草むらには若ダニや成ダニが、寒い時期の草むらには幼ダニが潜んでいるため、マダニは1年を通して草むらに生息していることになります。生活環境や過ごし方によっては異なりますが、散歩コースに草が茂っていたり

する子の場合は基本的には1年中の予防を推薦しております。

お薬は食べるおやつタイプや首筋に塗布するタイプがあります。首筋塗布するタイプは効果が1か月持続する製剤がメインになっておりますので、月に1回投薬していただくと効果的です。